京都の時空に舞った風
旧跡とその周辺の歴史を中心に。
コロナ禍以降、多くの施設や交通機関でスケジュール等に流動的な変更が出ています。お出かけの際は必ず最新情報をご確認ください。
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バス 乗り方のヒント

京都市バス 京都市内は市バスが縦横無尽に運行しているので、市バスを利用すればほぼどこにでも行くことができます。 とはいえ路線はかなり複雑で、乗りこなすにはちょっとした予備知識が必要かもしれません。

また、他社バスやJR、私鉄を使う方が便利な場合もあり、エリアごとに歩いて回れる観光スポットも数多くあります。 そうなると、ぶらっと出掛けてゆっくりひと処に長居するのか、限られた時間でたくさん見て回りたいのかによっても交通手段が変わってきます。

そこでまずこのページでは、京都の路線バスについての基本情報と、お得になる(かもしれない)乗車券について紹介していきます。 地下鉄以外の電車については「電車 乗り方のヒント」を参考にしてみてください。

市バスのきほん

この項は市バスに馴染みのない方が見ることを前提に、前もって知っておいたり、予定を立てるときに役立つ(かもしれない)基本的な事柄を載せています。


市バスの乗り方

市バスに限らず京都を走るバスは、現在ほとんどが後ろ乗り、前降りです。ただし、一部の市バスは前乗り・後ろ降りを導入中で、今後さらに多くのバスに適用されていくようです (車いすの場合は後ろ乗り)。

車内で次の停留所が案内されるので、降りるときは降車ボタンを押して知らせます。

均一区間の運賃は大人230円、子供120円。後ろ乗りバスでは降りる際に、前乗りバスでは乗車時に、運転手さんの横にある運賃箱に料金を入れます。 整理券乗車のバスでは車内の運賃表に従います。

お釣りは出ないので、小銭がない場合は運賃箱の横にある両替機でくだいてから投入します(5,000円札、1万円札は使えないので要注意)。

ICカードの場合は、均一区間・後ろ乗りのバスではそのまま乗車、降りる際に運転席ヨコの読み取り機にタッチしてピピッで終わり。 前乗りバスの場合は乗車時に読み取り機にタッチします。整理券乗車のバスの場合は、乗車口でまず読み取り機にタッチ、 降車の際にも読み取り機にタッチすればOKです。


路線図を見る

目的地を巡るときに便利なのが、路線図「地下鉄・バスなび」。「地下鉄・バスなび」は観光案内所や、京都駅の総合バス案内所などでもらえるほか、下記のリンクからもダウンロードできます。

京都市交通局:路線図のサイト:
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000019770.html

上記のサイトには主に観光客向けの「地下鉄・バスなび」(こちらは路線面)と、市民向けの「京都市バス・地下鉄路線図」(こちらは路線面)のリンクが貼られています。

ここでマイナーな注意点がひとつ。 実は「地下鉄・バスなび」は市バス・地下鉄の主な路線が抜粋されているのに対し、「京都市バス・地下鉄路線図」は市バス・地下鉄の全線が掲載されています。 つまり、「地下鉄・バスなび」には表記されていない路線もあるのです。「京都市バス・地下鉄路線図」は、主に市民や通勤・通学する人に向けてつくられています。

一方、「地下鉄・バスなび」にはエリアマップがついていたり、乗換え早見表などの情報が載っているので、観光にはこちらが便利です。 もし目的地のアクセス案内に「○番のバス」とあるのに見当たらない場合は、「京都市バス・地下鉄路線図」で確認してみてもよいでしょう。

これらの路線図を見て目的地に行くバスの番号をチェックし、乗車する停留所からのルートを確認します。バス停にもルートが表示してあります。


市バスの番号表示(オレンジ色、青色、白色)

市バスの行先表示
市バスの方向幕

市バスは系統ごとに番号が振られていて、A発→B行き、B発→A行き、ともに同じ番号をつけています。

同じ番号なので、行先の方向が不安だったり、待つバス停が合っているか分からないときは、バス停のルート表示でチェックしましょう。 近くの人に聞くか、停まったバスの運転手さんに聞いても答えてくれるはずです。


さて、市バスの行先表示(方向幕)にはたくさんの情報が書かれていますが、ここでは一番目につく番号表示について概要を紹介します。番号表示は系統のタイプ別に、 オレンジの地色に白抜き番号、青の地色に白抜き番号、白地に黒番号の3種類があります。

こんなイメージ。
市バスの番号表示


番号表示がオレンジの地色に白抜き文字のバスは、京都市街の幹線道路を循環する均一区間バスで、200番台をつけています。 また前述のように、同じルートを逆向きに循環するバスも同じ番号です。運賃は均一で、どこからどこまで乗っても230円(2019年10月現在)です。

循環バスなので、もし進行方向が逆のバスに乗ってしまったら10分で行けるところが1時間かかったり、途中で気づいてもタイムロスになります。 不慣れな場合は、待つバス停が合っているか、バス停で行先とルートを確認しておきましょう。

200番台のバスの中には途中の車庫や操車場に入庫するものもあり(その場合は行先が〇〇車庫・入庫など)、 入庫しなくても車庫前で乗務員さんが交替するために一時停車する場合もあります。

循環系統の路線図
循環系統のルート例(※系統は他にもあります)。

京都市バス 青地に白抜き文字の番号表示
番号表示が青地に白抜き文字のバスは、循環ではなく、A発→B行き、B発→A行きタイプの均一区間バスです。どこからどこまで乗っても運賃が変わることはありません。

京都市洛バス 主要観光地往復急行バスの番号表示
均一区間の系統のうち、主要観光地行き(復路も)急行バスは100番台の番号をつけています。このうち100番、101番、102番は「洛バス」と呼ばれ、 市の中心部の観光地をめぐっています。

100系統は清水寺-平安神宮-銀閣寺方面、101系統は二条城-北野天満宮-金閣寺方面、102系統は金閣寺-大徳寺-銀閣寺方面を運行。 100番台は停留ヵ所が少ないのでスピーディーに目的地まで行くことができます。

京都市交通局: 洛バスの種類・路線図など(京都市交通局)

京都市バス 広域バスの白地に黒番号表示
白地に黒番号のバスは広域を走るバスで、乗車区間によって運賃が変わるタイプです。つまり、整理券乗車のバスです。乗車時に整理券をとるか、ICカードを機械にタッチさせます。


その他、岡崎公園から青蓮院、知恩院などを結ぶ岡崎ループバスや、24:00以降に出発する運賃倍増の深夜バスもあります(土曜・休日のみ運航する100円バスは廃止予定)。

京都市交通局のサイトから
京都市バス時刻表
岡崎ループバス
深夜バスの運賃等について


分散配置されているバス停を探す

同じ呼び名の停留所でも系統によって場所が異なるところがあり、慣れていないと目的のバス停を見つけにくいこともあります。 特に大通りの交差点や、さまざまな系統のバスが集中する停留所ではバス停が何ヵ所にも分かれて配置されています。

そんなときは下記のサイトが便利です。初期設定は京都駅になっていますが、停留所を切り替えるにはブランクの囲みをスクロールダウンして選択します。

京都市交通局 市バス主要停留所案内図

また、バスの接近情報は、主要なバス停ではその場で確認できますが、接近表示のないバス停の場合、ガラケーやスマートフォンで「ポケロケ」のサイトから知ることができます。

「ポケロケ」トップページ:http://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/blssmart/index.html

京都バスについて

京都バス 京都バスは、京都市内の北部や西部を広くカバーして運行しています。ただ、本数はそれほど多くはありません。 また市の中心部でも市バスと共通の経路で運行している区間があり、バス停が隣接しているところもあります。 案外、市バスより空いていることが多いので、路線に目的地が確認できれば乗ってOKです (ただし路線が遠回りになっていないか確認要)。

乗り方は市バスと同じ。市バスと同じ区間なら運賃も同じです。整理券乗車の場合は乗車時に整理券を取り、降車時に車内の運賃表に従って運賃を支払います。 ICカードの場合は乗車時と降車時に読み取り機にタッチします。

後述する市バスと共通の「バス一日券」も利用できます(区間外料金が必要になる場合があるので要注意)。

京都バスの公式サイト:http://www.kyotobus.jp/

JRバスについて

JRバス JRバスは長距離高速バスのほか、一般路線バスも京都市内を運行しています。特に神護寺、西明寺、高山寺などへ行く場合はJRの一般路線バスが重宝します。 ただし本数が少ないので事前に確認要です。

整理券乗車のバスなので、整理券を取って乗車、降りる際に運賃表にしたがって運賃を支払います。ICカードの場合は乗車時と降車時に読み取り機にタッチします。 なお、JRバスは「バス一日券」が使えないので要注意です。

JRバス・京都市内の路線バスのサイト: https://www.nishinihonjrbus.co.jp/local_bus/kyoto/

京阪バスについて

京阪バス 京阪バスは京阪電車の沿線を中心として、関空・大阪空港と京都を結ぶリムジンバスや、高速バスなどの広域バス、定期観光バスのほか、京都市内を走る路線バスも運行しています。 またグループ会社も多く、亀岡・園部・美山方面や湖西、宇治方面にも路線があります。ただし本数は多くありません。

京都市内の路線バスのうち、観光で利用度が高いのは伏見・山科方面でしょうか。比叡山へも路線バスが出ています。

京阪バスは市バス・京都バス共通の「バス一日券」は使えませんが、利用範囲が広域になる「地下鉄・バス一日券(二日券)」が使用可能です。

京阪バスの公式サイト:https://www.keihanbus.jp/

市バス・京都バス共通の「バス一日券」

「バス一日券」は大人600円、子ども300円、均一区間内で市バス・京都バス(一部路線を除く)が1日乗り放題になります(2019年10月現在)。 2018年3月に値上げされてこの価格になりましたが、それに先駆けて均一区間も順次拡大されてきました。600円なので1日3回乗ればお得です。

乗車できる範囲は「バス一日券」に大まかに表示されているほか、上記路線図「地下鉄・バスなび」では赤枠で囲ってあります。 なお、均一区間外にまたがって乗車する場合は、境界の停留所から目的地までの運賃を別途支払わなければならないので要注意です (参考:京都駅-大原の往復は「地下鉄・バス一日券」一択!)。

また、何回も乗ったり、遠距離乗車で気になるのはその所要時間でしょう。 個人的によく使うのが全国路線系サイトの「ジョルダン」(https://www.jorudan.co.jp/)です。電車だけでなく、各地各社のバス停がかなり網羅されていて、乗り換え・所要時間を調べるのはもちろん、比較にも便利です。

路線サイトはたくさんあるので、該当のバスの取扱いがあればどれでもいいです。NAVITIME(https://bus.navitime.co.jp/bus/)もよく使われています。


バス一日券の使い方

「バス一日券」の購入場所は、京都駅バスのりばの券売機、市バス・地下鉄案内所、京都バス営業所/案内所、定期券発売所、市バス・京都バスの車内(但し車内販売は売り切れの場合もある)、貼り紙のあるコンビニやお店などです。

使い方はいたって簡単。初回のみ降車時に専用の読み取り機に通します。すると、カード裏面に日付が印字されるので、2回目以降は降車時に運転手さんにカードの日付を見せるだけでOKです。

京都市交通局の「バス一日券」のサイト:
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000028337.html

時短に有効、京阪バスも使える「地下鉄・バス一日(二日)券」

「地下鉄・バス一日(二日)券」は、市バス・京都バス(一部路線を除く)・京阪バス(一部路線を除く)・地下鉄が1日乗り放題になります。 2019年10月現在、「地下鉄・バス一日券」は900円。「地下鉄・バス二日券」は1,700円。子どもはそれぞれ半額です。 乗車できる範囲は路線図「地下鉄・バスなび」の黄(橙)枠の内側です。

ここで地下鉄について少し。京都の地下鉄は市内を南北に走る「烏丸京都線」と、東西に走る「東西線」の2線があります。 「烏丸京都線」は京都駅や四条烏丸、北大路バスターミナル、竹田駅などと連絡があり、「東西線」はJR二条駅、二条城前、三条京阪、東山三条などを経由、山科・醍醐方面に延びていて、バスなど他の交通機関と組み合わせれば自在に移動できて便利です。

「地下鉄・バス一日券」は以前の「京都観光一日乗車券(1,200円)」から900円と大幅に値下げされたため、かなり人気度がアップしているらしいです。 これには観光シーズンのバスの異常な混雑や道路渋滞も影響しているでしょう。 特に夕刻の四条通、東山通(東大路)南向きはひどく混雑するので、バスに乗ること自体、覚悟が要ったりします。 実際、循環バスでは遠回りになるところへも、地下鉄と組み合わせれば渋滞を避けて素早く移動することが可能です。


京都駅-大原の往復は「地下鉄・バス一日券」一択!

利用路線範囲の広い「地下鉄・バス一日券」ですが、とくに京都駅や市の中心部と大原を往復する場合はコレ一択といってよいでしょう。 大原まで運行しているのは京都バスだけだからです(八瀬駅前あたりまでは叡電のオプションあり)。

気をつけたいのは「地下鉄・バス一日券」ではなく「バス一日券」で均一区間外の大原まで乗ってしまうと別途料金がかかること(下の表)。 逆に、「地下鉄・バス一日券」より普通運賃(往復)が安くなるのは、京都バスの停留所「加茂大橋」「出町柳」以北で往復する場合です。

「地下鉄・バス一日券」を使った場合の運賃比較例
ケース片道往復備考
「地下鉄・バス一日券」で「京都駅前」-「大原」往復 900円 マップ「地下鉄・バスなび」黄枠内は一日乗り放題。
「バス一日券」で 「京都駅」-「大原」往復 1,200円 「バス一日券」600円+〔均一区間境界「三宅八幡」-「大原」300円の往復 600円〕1,200円
高くなる!要注意!
・普通運賃で「京都駅前」-「大原」 560円 1,120円 往復で「地下鉄・バス一日券」がおトク。
・普通運賃で 「三条京阪」-「大原」 510円1,020円 往復で「地下鉄・バス一日券」がおトク。
・普通運賃で 「出町柳」-「大原」 440円880円 普通運賃で往復したほうが安い。

「地下鉄・バス二日券」

「地下鉄・バス二日券」は「地下鉄・バス一日券」を2枚購入するより割安ですが、連続した2日間で使用することが条件になっています。

いわゆる旅行者向けなので、ツアーの交通&ホテルプランなどに特典として付いていたりしますが、2日めはゆっくりしたい、とか、 あるエリアをじっくり散策したいなんてこともあると思うので、そういう場合は二日券を購入する必要はないでしょう。


「地下鉄・バス一日(二日)券」の使い方

「地下鉄・バス一日(二日)券」の使い方は、バスで利用する場合は「バス一日券」と同じ。地下鉄の場合は自動改札機に通します。 なお、初回に京阪バスを利用する場合は、「地下鉄・バス一日(二日)券」の表面に自分で油性マジックを使って日付を書くというアナログ!!な使用法が指定されているので要注意です。

また「地下鉄・バス一日(二日)券」を購入すると、拝観料の割引など優待を受けられる施設もあります(内容は随時変わることあり。下記サイトで確認要)。

京都市交通局(太秦天神川)「地下鉄・バス一日券」のサイト
https://oneday-pass.kyoto/

※京阪バス「地下鉄・バス一日(二日)券」適用範囲図(京阪バスの公式サイトから「路線バス」⇒「運賃/定期」⇒「京阪バス適用範囲図」):https://www.keihanbus.jp/local/pdf/ticket_oneday-pass-kyoto.pdf

「地下鉄一日券」について

あまり利用度は高くないですが、地下鉄全線に1日乗り放題の「地下鉄一日券」もあります。 大人600円、子ども300円。地下鉄沿線だけを600円分以上利用する場合におトクになります。数回乗らなくても、4区(330円)以上の往復で元が取れるので、 例えば、市の中心部の地下鉄駅から醍醐まで行き、徒歩で醍醐寺に行って戻ってくるだけなら、「地下鉄一日券」を使うと少しおトクになります。

京都市交通局 京都市営地下鉄のサイト: https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/category/166-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html

MEMO
らくなんエクスプレス
らくなんエクスプレス REXバス R'EX

京都らくなんエクスプレスは京大の研究ユニットから始まり、現在は株式会社ケイルックが運営主体の循環路線バス。 京都駅八条口から油小路通沿道を中心に、南へ大手筋まで延びるルートを運行する。 市民の通勤はもちろん、京都パルスプラザ、城南宮、宝酒造、月桂冠などへのアクセスにも便利。
らくなんエクスプレス REXバスE1E1乗り場 八条口 E1乗り場から
運賃は均一大人310円、子ども100円(2019/10現在)。WAON、LINE Pay、PayPayでの支払い可能となっている。 京都駅八条口の停留所は、京都駅の南北通路を八条口に出て西(右手)へ少しのE1のりば。 前乗り・先払い。公式サイトはこちら
エアポートリムジン
エアポートリムジンバス 空港バス

エアポートリムジンバス(空港バス)は、大阪(伊丹)空港と京都駅八条口間を約50~55分、関西空港と京都駅八条口間を約90分~100分で運行する。
大阪空港路線・京都間は京都駅八条口以外に、京都駅烏丸口、四条大宮、二条駅、四条河原町、京都市役所前、出町柳駅前に発着する便がある(ただし本数は少ない)。 運賃は大人1,340円、子ども670円。
関西空港路線・京都間は京都駅八条口以外に、高速京田辺、四条大宮、二条駅、堀川五条、四条烏丸、烏丸御池、京都市役所前、三条京阪、出町駅前に発着する便がある。 運賃は京都市内発着便:大人2,600円、子ども1,300円。関西空港-高速京田辺:大人2,300円、子ども1,150円。
運賃は2019/10現在。大阪空港交通株式会社の公式サイトはこちら

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